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Masanori Yamamoto

Language: English | Japanese

 

Physical Chemistry Chemical Physics誌掲載


 

 

20231116  炭素材料の構造解析に関する論文がPhys. Chem. Chem. Phys.誌に掲載されました。

 

 

 

Cover_Picture Surface Defect Healing in Annealing from Nanoporous Carbons to Nanoporous Graphenes
Kaoru Yamazaki*, Shunsuke Goto, Shunya Yoshino, Anna Gubarevich, Katsumi Yoshida, Hideki Kato, and Masanori Yamamoto*
Phys. Chem. Chem. Phys. 2023, 25, 32972‒32978
DOI: 10.1039/d3cp04921c
(Corresponding Author)

 

 

 

 

従来、カーボンナノチューブやグラフェンなどの一次元あるいは二次元の連続炭素材料の構造に関するラマン分光法での構造解析が検討されています。これに対して本研究では、わたしたちが研究している三次元多孔質グラフェン材料であるNanoporous Graphene (NPG) のラマン分光法結果を解析し、他の分光法と相補的に評価・検討することで、NPGにおけるグラフェン網面構造中の欠陥点の定性および定量が可能であることを明らかにしました。炭素材料構造の深い理解は、より優れたナノ多孔性グラフェン材料や極小曲面炭素材料 (Mimimal Surface Graphene) 研究展開に資すると考えます。今後の検討により定量妥当性をさらに検証するとともに、関連する新規炭素材料の構造解析に本手法を適用することで、炭素材料化学の基礎学理を深化させることを期待します。

 

理化学研究所の山崎馨先生との共同研究成果になります。メタン活性化による多孔性グラフェン材料合成の高度制御と構造理解を目指し、引き続き研究に邁進してまいりたく存じます。

 

 

 

東京科学大学 山本雅納

 

 

Dr. Masanori Yamamoto

Assistant Professor of Yamanaka Lab.
Department of Chemical Science and
Engineering,Institute of Science Tokyo
2‒12‒1 Ookayama, Tokyo 152‒8550
RSC Adv. Outstanding Reviewer 2023
Telephone&Fax: +81 (0)3 5734 2624
E-mail : yamamoto@mol-chem.com

 

 

 

 

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更新日: 2024年12月03日

 

 

 

 

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